東京ガスの電気の料金プランはどれがおすすめ？使用量別に徹底比較

「東京ガスの電気でお得なプランは？」
「家族の人数で最適なプランは違う？」
「東京電力よりも安くなるの？」

電気代や光熱費を少しでも抑えたいと考えても、プランが多くて迷ってしまうことがありますよね。

東京ガスの電気も多彩なプランがあり、どのプランが自分の生活スタイルに合っているのか判断に悩むものです。

長谷部 諒

東京ガスの電気の料金プランは、誰でもお得に使える「基本プラン」がおすすめです。

本記事では、東京ガスの電気の料金プランを使用量別に比較し、一人暮らし・ファミリー世帯・オール電化住宅などライフスタイルごとにおすすめのプランを解説します。

東京電力との料金差や、ガスとのセット割でどれだけお得になるかも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

東京ガスの電気の料金プランは基本プランがおすすめ

株式会社エクスゲート

長谷部 諒

満足度

 (4.5)

東京ガスの電気は基本プランがおすすめ

東京ガスの「基本プラン」は、電気使用量に応じて単価が段階的に設定されているスタンダードな料金プランです。東京ガスの電気の中で標準的なプランですが、従来の東京電力の従量電灯プランとほぼ同じ仕組みで使えるため、切り替え時の不安が少ないのが魅力です。また、料金単価も東京電力よりやや安い設定でお得に使え、さらにガスとのセット契約をすれば電気代だけでなく光熱費全体の節約につながります。電気代を毎月安定して抑えたい方や初めての電力会社の切り替えで迷っている方には、東京ガスの電気の基本プランがおすすめです。

東京ガスの 新電力	詳細情報
提供エリア	東京電力区域内
初期費用	0円
支払方法	口座振替 クレジットカード払い 払込書払い
解約費用	0円

東京ガスは、ガス屋のイメージがありますが、自社で大規模発電所を持ち、電気の販売にも本格的に取り組んでいます。

新電力では全国No.1の販売量※1で、多くの人から選ばれています。
※資源エネルギー庁電力調査統計「電力需要実績」（2023年11月時点）におけるみなし小売電気事業者以外の事業者（新電力）での低圧電力の需要実績値

供給エリアは、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、静岡（富士川以東）です。

東京ガスの新電力がおすすめな理由

• 全国No1の販売実績がある
• 割引やサービスが充実している

電気代を節約したいなら、東京ガスの電気「基本プラン」にしておけば間違いありません。

＼新電力におすすめ／

東京ガスの新電力

東京ガスの電気の料金プラン一覧

東京ガスの電気は、「基本プラン」が標準的なプランです。

「基本プラン」は一般的な料金体系で東京電力よりも安く、今までと同じ電気の使い方でも東京電力より安く使えるケースが多いです。

他にも、実質再エネ100％の「さすてな電気」、使用量が多い事業利用向けの「ずっとも電気3」、オール電化住宅向けの「時間帯別プラン」といったプランも用意されています。

さまざまなプランの中で、自分の生活スタイルに合ったプランを選びましょう。

基本プラン

東京ガスの電気「基本プラン」は、多くの家庭でお得に使えるプランです。

料金設定は東京電力よりやや安く、初めて切り替える方や大手と同等の料金体系を求める方におすすめです。

例えば、契約アンペアが30Aの家庭では基本料金935.22円、使用量が120kWhまでは1kWhあたり29.70円、300kWhまでは35.69円、それを超えると39.50円になります。

基本プランは料金体系が一般的でクセがなく、誰でも安心して選べるプランです。

さすてな電気

さすてな電気は、実質再エネ100％を実現した環境配慮型プランです。

非化石証書によりCO₂排出量をゼロにしつつ、東京電力とほぼ同水準の料金で利用できます。

30A契約なら基本料金885.72円、電力量料金は120kWhまで30.00円、300kWh超は40.69円と段階的に設定されています。

解約金がなくWebで簡単に契約できるため、初めて再エネプランを選ぶ人でも安心です。

※再エネ指定の非化石証書の使用により、CO2排出量が実質ゼロになることを意味します。非化石証書市場の状況によってはCO2排出量実質ゼロにならない場合があります。

ずっとも電気3

ずっとも電気3は、店舗や事業所、マンション共用部向けの動力プランです。

基本料金は1kWあたり1,053.76円と高めですが、電力量料金は25.77～28.83円と低く設定されており、使用量が多いほど割安になります。

大量に電気を使う、施設や事業者におすすめの料金プランです。

時間帯別プラン

時間帯別プランは、夜間の電力利用が多いオール電化住宅向けの料金体系です。

基本料金は292.28円と安く、電力量料金は昼間35.60円、深夜1時～6時は27.77円と割安になります。

夜間にエコキュートや暖房機を使う家庭では電気代を大きく抑えられるため、オール電化世帯に適したプランです。

オール電化の家庭で、電気を夜間中心に使う方におすすめのプランです。

東京ガスの電気と東京電力の料金比較

料金項目	従量電灯B	基本プラン
基本料金 （10A毎）	311.75円	311.74円
電力量料金 第1段階 （0～120kWh）	29.80円	29.70円
第2段階 （121～300kWh）	36.40円	35.69円
第3段階 （301kWh～）	40.49円	39.50円

東京ガスの電気は、東京電力より料金がやや安めに設定されています。

そのため、同じ使用量でも東京ガスの電気の方が電気代を抑えられるケースが多いです。

ここからは、東京ガスの電気の各プランと東京電力の従量電灯Bを比較し、使用量に応じてどのプランがどれだけお得になるのか見ていきましょう。

30A契約月100kWhでの年間料金で比較

月100kWhと使用量が少ない一人暮らし世帯では、「さすてな電気」がもっとも安く、東京電力の従量電灯Bより約360円お得です。

ただし「さすてな電気」はガスとのセット割の対象外であるため、電気とガスをまとめて利用する方には「基本プラン」を選んだ方がトータルで安くなります。

「ずっとも電気3」は大口利用向けのため小規模世帯では割高になり、「時間帯別プラン」も使用量が少ないとメリットが出にくい結果です。

使用量が少ない家庭では、電気とガスのセットでお得になる「基本プラン」がおすすめです。

30A契約月300kWhでの年間料金で比較

月300kWhを使う家庭では、「時間帯別プラン」が年間113,577円と最も安く見えます。

ただしこのプランはオール電化向けで、昼間の電気使用が多いと割高になり、ガスとのセット割も使えません。

一般家庭にとって現実的なのは「基本プラン」で、年間119,352円と東京電力の従量電灯Bより約1,600円安くなります。

中程度の使用量の家庭では、オール電化なら「時間帯別プラン」、ガスを使う家庭なら「基本プラン」がおすすめです。

50A契約月500kWhでの年間料金で比較

月500kWhを使う家庭では、「時間帯別プラン」が年間189,295円と最も安い結果です。

ただしオール電化向けで、昼間の使用が多いと高くなり、ガスとのセット割も利用できません。

一般家庭で現実的なのは「基本プラン」で、213,812円と東京電力の従量電灯Bより約4,000円安くなります。

電力使用の多い家庭では、ガスを使う家庭は「基本プラン」、オール電化世帯は「時間帯別プラン」がおすすめです。

東京ガスの電気のおすすめ料金プランはどれ？

東京ガスの電気で最も選びやすいのは「基本プラン」です。

料金体系が分かりやすく、使用量に応じて段階的に料金が決まるため、多くの家庭で安心して使えるスタンダードなプランです。

ただし、ライフスタイルや使用状況によって最適なプランは変わります。

ここからは一人暮らしやファミリー世帯、オール電化住宅など、利用シーンごとに最適なプランを見ていきましょう。

一人暮らし・使用量が少ない人におすすめのプラン

一人暮らしの場合、平日は昼間に不在で照明や冷蔵庫、スマホの充電程度しか電気を使わないことが多く、月の使用量はおよそ80〜120kWhに収まります。

月80〜120kWhの使用量では、年間料金が最も安い「さすてな電気」がおすすめです。

実質再エネ100％で環境にも優しく、東京電力の従量電灯Bよりも安く利用できます。

ただし「さすてな電気」はガスとのセット割が対象外です。

ガスを東京ガスで契約して光熱費をまとめたい方は、料金が安定している「基本プラン」を選ぶ方がトータルでお得になります。

ファミリー世帯・平均的な使用量の人におすすめのプラン

ファミリー世帯では、冷暖房や調理家電、洗濯機などの使用が増えるため、月の使用量はおよそ250〜400kWhになるのが一般的です。

月250〜400kWhの使用量で最も使いやすいのは「基本プラン」で、東京電力の従量電灯Bよりも安く、さらにガスとまとめて契約すれば光熱費全体を抑えられます。

環境を考えるファミリー世帯では「さすてな電気」も利用できますが、料金は東京電力とほぼ同じです。

また、ガスとのセット割が使えないため、ファミリー世帯では光熱費が増加する可能性があります。

平均的な使用量の家庭には、コストと安心感を両立できる「基本プラン」が最もおすすめです。

オール電化住宅の人におすすめのプラン

オール電化住宅に適しているのが「時間帯別プラン」です。

給湯や暖房もすべて電気でまかなうオール電化住宅では、月の使用量が400〜600kWh以上になることが多くなります。

電気使用量が多いオール電化住宅では、夜間に稼働させるエコキュートや蓄熱暖房機を使う家庭が多く、夜間の単価が割安に設定されているプランを選ぶことで、光熱費の節約が可能です。

昼間の電気使用が多いと割高になるため、夜間に電気をうまくシフトできる家庭向けのプランです。

オール電化で夜間を中心に電気を使える家庭は「時間帯別プラン」がおすすめです。

東京ガスの電気はガスとセットでお得

東京ガスの電気とガスをまとめて契約すると、電気料金（基本料金＋電力量料金）の合計から0.5％が割引されます。

一見すると割引額は小さいように見えますが、使用量が多い世帯ほど割引額が大きくなります。

特にファミリー世帯やガス使用量が多い家庭では、電気代とガス代をまとめることで光熱費全体を着実に抑えられるのがメリットです。

電気とガスの請求が一本化されるため管理が楽になり、支払いの手間も軽減できます。

光熱費を少しでも安くしたい方や、まとめて管理したい方にはガスとのセット契約がおすすめです。

※東京ガスのガスと電気（基本プラン・ずっとも電気３） のご使用場所およびご契約者が同じであり、ガス料金と電気料金を合算してお支払いいただける方が対象です。

東京ガスの電気の料金プランを選ぶときの注意点

東京ガスの電気にはお得な面が多い一方で、契約前に確認しておきたい注意点もあります。

主な注意点は、燃料費調整額に上限がないため高騰の影響を受けやすい点や、料金が東京電力よりやや安い程度である点です。

これらは契約前に知っておくべき大切なポイントです。

ここからは、それぞれの注意点を詳しく解説します。

燃料費調整額に上限がない

燃料費調整額は、発電に使う燃料の輸入価格に応じて電気料金に加算・減算される料金です。

東京ガスの電気はこの調整額に上限がなく、燃料価格が高騰すると電気代が大きく上がる可能性があります。

一方、東京電力など大手電力会社は上限を設けており、一定以上の値上がりを抑えられる仕組みです。

東京ガスの電気などの新電力は、料金が安くても燃料価格の変動リスクを受けやすい事を知っておきましょう。

使用量が少ないと他社との差が小さい

電力会社 （料金プラン）	30A契約/月100kWh の年間料金
（従量電灯B）	43,072円
（基本プラン）	42,952円
（スマートタイム）	42,932円
（新生活安心プラン）	46,444円
（きほんプラン）	40,868円

電気の使用量が少ない家庭では東京ガスの電気を選んでも他社との差は小さいです。

30A契約で月100kWhの場合、東京ガスの電気（基本プラン）は東京電力の従量電灯Bより120円安い程度にとどまります。

例えば、おてがるでんきとはわずか20円差しかなく、シン・エナジーは年間2,000円以上安くなるため、他社の方が有利になるケースもあります。

一人暮らしや電気をあまり使わない世帯では、東京ガスの電気を選んでも節約効果は低いことを理解しておきましょう。

2025年9月21日 電力会社のおすすめ15社を徹底比較（2025年9月）

東京ガスの電気の料金プランによくある質問

東京ガスの電気の料金プランについてよくある質問にお答えします。

東京ガスの電気はプランが複数あり、どれを選べばよいか迷う方も多いでしょう。

ここでは利用者からよく寄せられる質問をまとめ、料金プランの特徴や選び方をわかりやすく解説します。

契約前に疑問を解消することで、自分に合ったプランを安心して選びましょう。

まとめ

最後に、東京ガスの電気の料金プランについておさらいしましょう。

東京ガスの電気は、東京電力の従量電灯Bよりやや安い料金設定で、生活スタイルに合わせた複数のプランを選べるのが強みです。

一人暮らしなら「さすてな電気」で安さと環境配慮を両立でき、平均的な家庭では「基本プラン」で安心して節約が可能で、オール電化住宅なら「時間帯別プラン」で夜間の利用を活かすと効果的です。

一人暮らしからファミリー世帯、オール電化住宅まで、それぞれに合ったプランが用意されており、光熱費を効率的に抑えられます。

東京ガスの電気は「自分の使用量や生活リズムに合ったプランを選べば確実に光熱費を抑えられる」点が最大の魅力です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。